便秘には食物繊維で対処しよう

便秘になったら、取り敢えずは野菜を食べようという気になりますね。この感覚は、正しいです。便秘のみならず、多様な疾患に野菜は効果を発揮します。だから人は野菜を食べていれば間違いないと、本能的に感じているのだと思います。中国では野菜を干したものを薬として使用します。太陽の光を浴びて育った自然の恵みの中に可能性を見出した結果です。そしてその感覚は正しいことだったと、科学の進んだ現代では、自信を持って言えるのです。

便秘に効果のある野菜は二つの種類があります。ひとつは不溶性食物繊維というもので、もうひとつは水溶性食物繊維というものです。この異なる効果をもたらす、食物繊維が腸内を掃除してくれるのです。

便秘は精神的にも辛いものです。悪化すると、腸閉塞や大腸がんになる可能性も秘めていますので、ナーバスになること間違いなしです。野菜はそんな腸内を優しく癒してくれます。ふたつの食物繊維についてもっと深く知ることが出来れば、更に野菜を好きになれるはずです。

中には野菜嫌いな人もいるかもしれませんが、スムージーのように飲めるようにした野菜ならあっという間に摂取できますし、野菜を煮たり焼いたりすることで、食べやすくなるものも多いです。食わず嫌いにならずに、便秘を治す薬だ!くらいの気持ちで食べてみましょう。
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いつしか野菜の魅力の虜になっているかもそれません。野菜に関しては食べても食べても、害にはならないので幾らでも食べて欲しいと思います。では、野菜の二つの効果について、お話したいと思います。

水溶性食物繊維の効果

まず水溶性食物繊維についてです。この食物繊維はお腹の中でゲル状になり膨らみながら腸をゆっくり移動します。この時にコレステロールをまき込みながら最後は便になって排出してくれます。また腸内で発酵してそれが善玉菌を増やします。善玉菌が増えますから、便秘も解消して行きます。水溶性食物繊維が多く含まれるのは主に、海藻が多いのですが、野菜にも含まれています。

この水溶性食物繊維が多く含まれた野菜は、アボカド・なめこ・オクラ・やまいも等のネバネバ系の野菜が多いのが特徴です。なめこなどは、同じように水溶性食物繊維が豊富な海藻などと一緒に味噌汁などに入れて、調理するとさらに良い効果が期待できます。

水溶性食物繊維は食べても血糖値が上がりにくい性質を持っているので、糖尿病患者などにもオススメしたいです。水溶性食物繊維の豊富な野菜は、お年寄りにも胃腸に優しいので、食べてもらいたい野菜と言えます。便秘のお腹にも効果絶大なので、食卓に並べたい野菜です。

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不溶性食物繊維の効果

次に不溶性食物繊維ですが、この食物繊維はお馴染みの豆類ばかりが顔を揃えます。不水溶性食繊維は、保水性が高いので胃腸の中で10倍にも膨れ上がります。その為、満腹感も増大しますし、腸の中でも便を膨らましたままなので、腸が蠕動運動を起こしやすくなります。不水溶性食物繊維には、いんげん豆・ひよこ豆・えんどう豆・枝豆・
ゴボウ・栗などです。豆はご飯に混ぜて、豆ご飯にしてもいいですし煮物に入れても美味しくなりますね。秋には旬の栗などで、定番の栗ご飯なども美味しいのではないかと思います。

便秘の時には、腸が動かず思い腹部に気持ち悪さを感じやすいです。不溶性食物繊維はとにかく腸を動かすために刺激を与えてくれますから、食べ方次第では下剤よりも効果が高いのです。下剤は副作用として、大腸や直腸を真っ黒くしてしまいますが、不溶性食物繊維ならば、天然の成分なので腸に優しく作用しながら自然なかたちで蠕動運動を誘発しますので、安心です。生野菜ばかりは腸内が冷えてしまう!

便秘には野菜が良いのは分かりましたが、万能というわけではありません。冷え性の人には生野菜は寧ろ禁物と言ってもいいかもしれません。野菜の中には、体を冷やす効果のあるものもあります。夏野菜と言われる野菜がそうです。夏の暑い時期に、夏バテ防止の意味には最適な夏の野菜なのですが、代謝機能が落ちている人には、益々代謝機能を落としてしまいかねません。ここでいう、体を冷やす野菜はこういったものです。・トマト・レタス・きゅうり・なす。いかにも夏の日に食べたい涼しげな野菜たちです。しかし、体温を下げてしまうので、貧血気味の人や代謝の悪い人には益々体温を下げてしまうので、よくありません。

免疫力は体温が低い人には、あまりうまく作用しません。免疫力が一番活性化するのは、体温が36.5~37.0℃です。逆に低体温だと免疫力は下がる一方です。35℃になると、がん細胞が活発化するとも言われています。

そしてもちろんこれは、便秘にも悪い効果を生み出します。腸内が冷えると働きが鈍くなります。免疫力を上げて、腸内の善玉菌を増やさなくてはいけません。もし元々の体温が低い場合は、夏野菜を火を通して食べるのが良いでしょう。トマトやなすはパスタなどに炒めて入れると美味しいですね。せっかく旬の食材を食べるのであれば、美味しく便秘も予防できるような形で食べたいものです。