若くても便秘で死亡する場合があります

便秘でなんか死亡するわけない。それはレアケースなのだと、思いたい人は大勢いると思います。しかし、実際便秘で死亡する人や死亡寸前で命を取り留めた人は、数多くいます。実際に過去、21歳の会社員の女性が、便秘が元で死亡した事がありました。

かなり有名な話ですが知らない人の為に言いますと、慢性便秘だった若い女性が風邪の症状と便秘の症状で、数日のうちに状態が悪化して瞬く間に死亡してしまったという話です。その女性の大腸からは6.7kgもの便がコンクリートのように硬くなってギュウギュウに詰まっていたそうです。トイレの前で発見された女性は既に息絶えていました。その指には大便が付着していたようで、断末魔の苦しみの中で便を掻き出そうと試みた事が見てとれる有様だったそうです。

その後の解剖から、肛門の付近にまで便がびっしりと真っ黒くなって詰まっていたそうです。直腸まで便が出て来ていたのに、排便できなかったのは、まず間違いなく便秘特有の症状である硬くなった便によるものです。石のように硬くなった便は浣腸や座薬でも出すことができません。

こうなったら、もう外科手術しか助ける見込みがなかったはずです。特筆すべきは、この死亡した女性と3日前にお風呂に一緒に入った母親の証言によると、その時には腹部は膨れていなかったということです。しかし、死亡して発見された当時は、臨月かと、みまごう程に腹部は膨張していたといいます。

この女性は当時風邪気味でした。土日に風邪が悪化し寝たり起きたりで食事も満足に摂取していません。免疫力が落ちたことも原因のひとつでしょうが、一番はこの風邪をひいた数日の間に元々詰まった大便が水分不足から石のように硬くなり、腸閉塞を起こしたのではないかということです。

慢性便秘は侮れません。何かのきっかけで数日で重症化して命を奪いかねないのです。風邪を引いたことで、脱水症状があったのかもしれませんし、食事もあまり取れない状況だった以上、水分も補給しないままだった可能性が高いのです。

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便秘で死亡しないためには下剤に頼らない

便秘、とくに慢性的に便秘に苦しんでいる人は、下剤を常用している人が大多数だと思います。しかしこの下剤を使い過ぎるのは極めて危険です。下剤でしか排便できなくなると、腸が蠕動運動をしなくなるのです。

そうなると、自力で排便できなくなるのですから、もしも前途の女性のように他の疾患が重なり満足に水分が補給できなかった場合や、腸内に悪玉菌が異常発生した場合、便秘で腸が詰まり腸閉塞で死亡することもあるかもしれません。まったく他人事ではないのです。

便秘になってもなるべく下剤には頼らずに、自力で蠕動運動を起こせるように訓練していくことが大切です。その為には日頃から食事に気を付け野菜や果物などの食物繊維を多く摂取して、主食も玄米などを食べる事で腸を刺激しやすい状態にしましょう。

そして水分の補給は命綱と思い義務的に飲みましょう。出来ればマグネシウム豊富な、外国の硬水が良い効果を与えてくれますので、硬水を常飲してください。あとは、早寝早起の習慣をつけて、自律神経を整えることです。

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信頼できる胃腸科の医院をみつける

便秘で病院に行くのは些かハードルが高いですね。それでも、慢性便秘のような重篤な場合は、あまりの辛い自覚症状から、病院を渋々受診するという感じではなかろうかと推察します。慢性便秘はいつ、死亡に至る悲劇に見舞われるかも分からない状態です。多くの慢性便秘患者が生きているからといって、大丈夫なのだという甘い見識は身を滅ぼします。

自分は病院に行っているから大丈夫という、考えも捨て去ってください。病院も便秘とひと括りにして、真面目に対応してくれない所が多いのです。たかが便秘という思いが患者の方にも、医師の方にもあるのは否定出来ない事実です。

腸が破裂して便が腹膜に溢れ出した女性は、近所の病院でもおざなりに対応され、総合病院の救急外来でも浣腸しかしてもらえず女性の夫が涙ながらに懇願しているところに、専門医が出勤してCTを撮り即座に手術になったという事例もあります。もしそのままだったら、女性は確実に死亡していたそうです。

このように便秘を軽んじる医師や病院を選んではいけません。便秘の名医を探そうと思えば、書籍やインターネットでいくらでも探せます。こうしたプロフェッショナルを主治医に持つことが大切です。月1回でもこうした名医に診察してもらえば、最悪の状況を未然に防ぐ事ができます。また便秘外来のある総合病院を探して、そこで毎回診察してもらうのも効果的です。料金も保険診療内で収まる所が多いので安心してください。

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