おならが出る程良いさつまいも

さつまいもは、日本人にとってあまりにも有名で、身近にある野菜です。煮物としてもスイーツとしても、そのまま蒸して食べても美味しく頂けます。そんな、さつまいもですが昔から便秘によく効くと言われて来ました。

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さつまいもを食べると、おならがしたくなります。それが難点と言われますがこのおならをしたくなる衝動の中に、便秘解消のヒントがあります。さつまいもを食べて、おならがしたくなる時というのは、さつまいもの食物繊維が、分解された時に発生しています。

おならと便意は表裏一体です。さつまいものような即効性のある食べ物は、類を見ません。それだけ食物繊維の宝庫だということです。

さつまいもは不溶性食物繊維に属しています。不溶性食物繊維は、小腸で消化吸収されずに、大腸まで届きます。そして大腸の中の水分を吸収して便を膨らませてくれます。その膨張した便によって、腸が刺激されるとおならと便意が襲ってくるのです。
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女性に多い便秘ですが、女性は何故かさつまいもが好きという人が多いのも不思議です。本能的に、腸内環境を整える野菜を体が熟知しているのかもしれませんね。

おならを恥ずかしがるのは、当然のことかもしれません。しかしさつまいもを食べた時に出たおならは、食物繊維が大腸で分解されて、今まさに便がでるぞという合図だと思うと、心強く希望を感じずにはいられませんね。

ヤラピンが腸を動かす

さつまいもを輪切りにした時に、白い液状のものが出ているのを見たことがあると思います。これはヤラピンという成分です。便を柔らかくしてくれるので便秘で硬くなった便を、ふやかしてくれます。柔らかくなれば排便する時に、とても楽に出すことができます。

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便秘の人は、痔になりやすいものですが、こうした便秘による切れ痔の恐怖からも救ってくれる優れものです。また腸を刺激して蠕動運動を促進してくれますので、慢性的な便秘に悩む人には嬉しいですね。

このヤラピンは皮にも多く含まれています。そして熱に強いことで知られていますので、火を通したメニューでも、臆することなくチャレンジしてください。便秘解消の効果を妨げるものではありません。

さつまいもは、生で食べるという事がありませんから、熱しても尚、効能が落ないというのはありがたいことですね。思う存分、自慢のさつまいもレシピに舌鼓を打ってほしいと思います。排便時に痛みを感じずに、便が排出できたら、それはさつまいもの成分、ヤラピンのおかげかもしれません。

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善玉菌を増やしてくれる難消化性でんぷん

さつまいもには、ヤラピンの他にも難消化性でんぷんという成分が含まれています。別名レジスタントスターチというものです。大腸までしっかり届き腸内で善玉菌を増やす役割があります。腸内細菌が発酵して、有機酸に変化することで、善玉菌を増やすのです。善玉菌は、つねに悪玉菌と戦っています。

善玉菌が優勢であれば、まず深刻な便秘に苦しめられる事もありません。しかし、ひとたび悪玉菌が優勢になれば、善玉菌は死滅してしまいます。腸内環境は悪化してしまいます。便秘を引き起こさないようにしたいですね。

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その為にも、こうした善玉菌を補佐してくれる、難消化性でんぷんたっぷりのさつまいもを食べていきたいものです。難消化性でんぷんは米にも含まれていますので、さつまいもの炊き込みご飯などを作ると、善玉菌を増やすのに最強の効果を約束してくれるのではないかと思います。

工夫次第で可能性が広がりますね。それもさつまいもが日本人に親しまれてきた、レシピ豊富な食材だからです。まさに大地の恵みと言っても過言ではありません。

水分と一緒に食べないと逆効果

便秘に効果著しい、さつまいもですが欠点もあります。さつまいもは不溶性食物繊維であるがゆえに、大腸にそのまま届きます。そこで腸内の水分を吸い上げて便を膨らませるのですが、腸内に十分な水分がない場合、逆に便を硬くしてしまうのです。

便の水分をも吸収してしまいますから、腸壁も便も石のように硬くなってしまうのです。こうなると、便秘は治るどころか、更に酷くなります。せっかく栄養もあり、便秘にも効果絶大のさつまいもなのに、勿体無い事です。

さつまいもを便秘対策で食べる場合は、どうか水分を一緒に摂取して下さい。水分を多く摂取すれば、腸内にも水分が行き渡りますから、さつまいもが腸の水分を吸い上げても、なんら不都合なく便が膨張してくれます。

膨張した便はおならと共に、便意を呼び起こしてくれますから、すんなりと排便に繋がります。特に夏場は、何もしなくとも水分の消費が激しいので、多めの水が必要です。それが大でも小でも、トイレのあとは便秘にならないように、水分補給しましょう。

さつまいもと言えば、秋に食べるイメージが強いですが、最近ではスーパーで1年中蒸したさつまいもが、販売されています。事あるごとに、さつまいもを食べて便秘対策して欲しいと思います。美味しいものを食べながら、便秘を解消するのが、ストレスも溜まらずに一番嬉しい事ですね。

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