会陰切開や帝王切開での傷をかばい便秘に・・

出産時に赤ちゃんを産みやすいように、会陰をハサミで切込を入れたり帝王切開でお腹を切ったり、また出産時には痔になりやすいこともあり、その傷が癒えないまま、産後に便秘になる女性が多いです。兎に角痛くて大も小も苦労してしまいがちです。

1ヶ月は傷の修復に掛かりますから、その間に重篤な便秘になるのは必然かもしれません。普通の便であっても出すのに一苦労なので、その内便自体をしたくない、という気持ちになります。

そうこうしていると、腸内に便がたまり、最初は健康な便であったにも関わらず、排便できないことから、悪玉菌が腸内に蔓延ります。便も硬くなり硬くなれば痔が悪化しますから、更に排便出来ないという悲劇にみまわれます。

出産時の傷で排便出来ないという問題は、産後の女性にとって大きな問題です。はやく傷を治すしかありませんから、安静にして産後すぐの育児にストレスが溜まらないように、実家で療養しながら育児を手伝ってもらうか、旦那さんに手伝ってもらうような対策が必要です。

まずは時間をかけ傷を治して、便秘の予防に費やしましょう。

母乳を与えることで水分不足になると?

母乳で子育てすると、水分不足になる事で便秘を急激に悪化させます。お母さんの母乳は体内の水分から出来ますから、本来腸内に行き渡るべき水分も、母乳で消失してしまうことになります。水分は失われて行くのに補給を怠れば、便秘になるのも当然のことです。

産後は忙しくて、水を飲む暇もないかもしれませんが、定期的に水分を補給して便秘にならないように努力しましょう。例えば、毎回の授乳の時間のあとすぐに、水分を摂取することを生活の一部にするのです。

習慣化されれば、水分は体を行き渡りますから、腸に配分される水分も確保できます。または、あまり母乳にこだわらずに、ときには人工乳に頼ることも便秘解消には功を奏します。予め、搾乳した母乳を冷凍しておきあとで解凍して飲ませる方法もありますから、作り置きした母乳を飲ませる間で、体を休めて体の水分が枯渇しないようにしても良いでしょう。

腸内環境は水分の多さで変化します。水分がなくなると便は硬くなり、いざ排便したいときにも、痛くて出せないという事になります。便秘が進めば悪玉菌が跋扈(ばっこ)しますから、水分補給を軽んじないで義務だと思い小まめに摂取しましょう。

産後の筋力低下は一筋縄ではいかない

妊娠中は運動など出来なかったと思います。マタニティスイミング等で多少は筋力を付けられた女性もいるかもしれませんが、おおかたの人はそうはいきません。妊娠中は胎児を守ることが先決ですから、のんびり過ごしている妊婦がほとんどだからです。だからこそ、赤ちゃんが無事に生まれて来れたという自負心もあると思います。

しかしいざ産後、排便をしようにも上手くお腹に力が入らないという事が起きてきます。しかも、出産でお腹の筋肉はダメージを受けていますから、元の体に戻るのに時間を要します。

最低でも1ヶ月はそのままだと思って良いでしょう。産後の体は弱っていますから、すぐに鍛えるというのも難しい事です。ならば、硬い便にならないように気を配りましょう。

ある程度軟便でも構わないので、まずは便を排出することが急務です。そのまま自然の力で・・と思っていると瞬く間に便秘になってしまいます。

緩い便ならば、腹筋を使わなくとも容易に出せますので、食物繊維や水分を多めに摂取して、出しやすい便を作りましょう。そして、産後1ヶ月を目処に徐々に腹筋などを鍛えて行くように計画してください。いつまでも腹筋が戻らなければ、慢性の便秘になる可能性もありますから、気をつけたいものですね。

規則正しい生活が送れないことで便秘になる

産後一番の問題は、睡眠時間があやふやになってしまうことです。本意でなくとも、そうなります。新生児は体の作りがまだ未熟なので、お腹が空くと、腹痛を感じて泣き始めます。またおむつの不快感や眠いときにも容赦なく泣きます。

こうした赤ちゃんの対応で、お母さんは寝る間もないくらい働かなくてはいけません。赤ちゃんが寝ている、束の間の時間に一緒に横になるほかありませんが、家事もありますから優雅に過ごすというのは夢のまた夢です。

こうした産後の不規則な生活が便秘を発症させてしまいます。産後の生活は自律神経を乱れさせます。いつでも動けるように交感神経が優位になります。すると胃腸を司る副交感神経がいつまでも働けませんので結果的に重度の便秘に悩まされることになるのです。

ストレス性の便秘はそのストレスからの解放によってのみ改善されます。新生児相手ではどうしても自分の時間は作れませんが、旦那さんに協力してもらったり地域で保健師相談などがありますからアドバイスをもらうなどして、現在の自分を閉じ込めないようにしましょう。

産後のお母さんをフォローするために行政も多様な工夫をしてしますから、自分で調べてみると思わぬ収穫があるかもしれません。月齢が進むと、赤ちゃんも泣く回数が減りますからここが正念場と思い頑張って欲しいと思います。