旅行の緊張からくる一過性便秘

旅行に行くとなると、心配なのはお通じのことです。旅先で突然便意が起きたらどうしよう!トイレのない場所だって多いのに。と心配が重なりますね。しかしこの心配が、便秘を引き起こすきっかけになっているとしたら・・本末転倒です。確かに旅行先、とくに海外ではトイレ事情が良くないところが多いです。日本ほど、恵まれたトイレのある国はないとまで言われています。海外の俳優や歌手などは、日本へ来るとまずウォシュレットを購入するとまで、言われるほど日本はトイレというものに力を注いでいるのです。最近はトイレのドアを開けると、便座の蓋が自然に開くという便器も人気を博しています。これも日本人特有のどのような場所でも快適に、そして便利にという精神からでしょう。

このように恵まれた環境にいるからこそ、旅先では当たり前にあったものがないことに、強いストレスを感じる場面に幾度となく遭遇します。旅行してみて始めて、日本の恵まれたトイレ事情に感謝する人も多いようです。

旅行先で便意などを我慢しなくてはという強迫観念から、一過性便秘になる人はとても多いです。我慢しなくては、という緊張感から便が出ず逆に腹痛や腹部の違和感に悩むことになります。そして更に輪をかけて尿意を我慢するために、水分を飲むのを怠ることが便秘に更なる拍車をかけているのです。

旅行中は水分不足から便秘になりやすい

便意と同じように、尿意も我慢しなくてはと思い水分補給を怠ると今度は便秘が悪化します。ある程度の尿意は抑えられるかもしれませんが、その時腸内では、水分が不足しています。残留便は水分を得られないので硬くなります。石のように硬くなり、腸管を圧迫し他の臓器にまで、影響を及ぼします。お腹に力が入らなくなり、脱水症状も相まって、倒れる人もいるかもしれませんね。暑い季節の旅行は自分が思うよりも早くに脱水症状が現れますから、気をつけましょう。

水分は必要です。便秘が悪化することは目に見えていることですが、血流が悪くなり血がドロドロになりますので、心臓に負担が大きくなるのです。そうなったら、旅行どころの話ではなくなります。必ずこまめに水分補給を怠らないでください。便秘が悪化すると、腸が捻れて詰まってしまうことで命に関わる事になりかねません。便秘と思い軽く見ないで対処しましょう。旅行を何倍も楽しくするためには、腸を元気に動かしてあげることが先決なのです。

旅行中の便秘だからこそやるべきこと

楽しく思い出に残る旅行にするためには、便秘を治さなくてはいけません。旅先だからこそ、便秘改善にやるべきことがあります。まずは、食事です。旅行ではその土地、その国の美味しいご当地らしい、食事を頂きます。その際には、野菜を多く食べて下さい。食物繊維を多く食べることで腸内に動きがでてくるのです。蠕動運動が始まるのです。野菜に含まれる食物繊維が、腸内に刺激を与えてくれますし、善玉菌を元気にもしてくれます。特に朝食時に野菜を食べることで、朝の蠕動運動に勢いが付きます。
関連ページ:便秘解消には食物繊維を摂取することが原則

そして、旅行中の移動はなるべく足を使うことです。有酸素運動をすると体の血流が良くなります。大腸の運動をサポートしてくれるのです。適度な運動は自律神経も整えますので、便秘に効果があります。歩いているときは汗が流れますので、水分も摂取します。その際に硬水を飲むとマグネシウムの影響で便意が起きやすくなります。海外の場合はミネラルウォーターはほぼ、硬水ですから現地で購入しても良いでしょう。
関連ページ:便秘を治したいなら硬水を飲もう

寝る前に出来る事もあります。簡単なマッサージですが、お腹にグーの形をしたままの手で、反時計回りにゆっくりとなぞります。これを10回ほどしましょう。またその時にしこりのようなものを感じるかもしれません。そこに便が詰まっています。便が詰まっていると思しき場所には優しくマッサージしましょう。あまり強く押すのは危険なので、気を付けてくださいね。旅行のときには、気候の変化でお腹を冷やしがちですので、お腹を温めるようにマッサージすると効果的です。

便意があったら即トイレへ!

旅行中に、便意があったらすぐにトイレに直行しましょう。あらかじめ向かう場所のどこにトイレがあるのかを調べていくことが大切です。ツアーの場合は、添乗員が把握していますので安心です。単独の旅の場合はそれこそ、神経質なまでに旅行の前に対策を練っておきましょう。

中にはどこにもトイレのない場所もあるかもしれません。砂漠やジャングルなど、未開の地への旅行では、こうした緊急事態には携帯用トイレで対処することが多いようです。恥ずかしいかもしれませんが、便秘を悪化させて腸に何らかのダメージがあった場合、大きな病気の予兆にもなります。事前に携帯用トイレの準備もしておきたいものです。

一番良いのは宿泊先です。朝早めに起きて散策などをして、腸を活性化させてその後に朝食を食べながら水分も多めに取ると、朝のうちに便意があります。その時が最大のチャンスです。便意を感じたら、直ぐにトイレに行きましょう。宿泊先には必ずトイレがありますから、頑張ってここで排便するのがその日1日を幸せにします。最後の手段で、下剤を使用するのも仕方ありません。いざ、便秘が解消して排便できれば旅行はきっと極上のものになるはずです。