生まれたばかりの赤ちゃんの便は臭くない

オリゴ糖発見のきっかけは、母乳です。赤ちゃんの飲む母乳から最初にオリゴ糖が発見されたのです。フランスの医療研究所で人工乳で育った赤ちゃんには下痢が多いのに、母乳で育った赤ちゃんには、下痢が少ないということに着目して、研究が重ねられました。

研究が進むと、腸内のビフィズス菌を増やす因子が、母乳で育てられた赤ちゃんから見つかりそれが、のちにオリゴ糖と呼ばれるものだったのです。

生まれたばかりの赤ちゃんの腸内細菌を調べると、その90%近くがビフィズス菌で構成されています。赤ちゃんが母乳を飲む事で、オリゴ糖が腸内でビフィズス菌の餌になり、赤ちゃんの腸内環境を整えていたのです。

生まれたばかりの赤ちゃんの便はあまり臭くありません。それは腸内に善玉菌がひしめいているからです。悪玉菌が住み着く隙がないほど赤ちゃんの腸内は、お母さんから与えられた母乳によって守られていたということなのです。

年を重ねるに従って、腸内環境は激変していきます。生まれたばかりの時には90%もあったビフィズス菌が、成人期になるとたったの15%にまで下落してしまいます。

これは単純に考えて、成人するに従いビフィズス菌とは無縁になるからにほかなりません。大人になって、母乳を飲むのは不可能ですがオリゴ糖を摂取することは、可能です。赤ちゃんの時のような清らかな腸内を目指して、オリゴ糖を摂取したいものです。

赤ちゃんの便秘にはオリゴ糖

新生児の時には、赤ちゃんのお腹の中は善玉菌で満たされていましたが月齢が上がるに従い、母乳から離乳食へと移行します。また、お母さんの体質的な問題から母乳を与えずに、人工乳で赤ちゃんを育てた場合もあると思います。そうなると、赤ちゃんの腸内はビフィズス菌が欠乏しているはずですから、自然と便秘になりやすくなります。

このような時にも、オリゴ糖が活躍します。最近では、人工乳にオリゴ糖が含まれている優れた商品も売られていますから、こうしたものを使用して乳児には対応してみてください。月齢が上がり離乳食を食べる赤ちゃんの場合は、オリゴ糖が含まれた野菜を柔らかくして与えると良いでしょう。

赤ちゃんに食べさせてあげたい、オリゴ糖を含む食べものとしてはバナナやじゃがいもが柔らかくて、赤ちゃんの離乳食に最適です。裏ごしして食べやすくしてあげれば、美味しく食べてくれます。

赤ちゃんのアトピーにも効果あり

赤ちゃんの皮膚の疾患で一番心配なのが、アトピーだと思います。乳児湿疹と区別がつかずに、適切な処置をしないままに、あるときアトピーと診断されて驚愕のうちに失意に落ち込んだ、お母さんも多いのではないでしょうか。

アトピーは腸内バランスが崩れたときに、発症しやすいと言われています。悪玉菌が増えてしまうと、ビフィズス菌も減少してしまいます。アレルギー疾患を持っている赤ちゃんを調べると、ビフィズス菌が少ないことが共通しているそうです。遺伝的な要因もありますし、母乳からオリゴ糖を得られていない可能性もあります。いずれにしても、アトピーを含む赤ちゃんのアレルギーは腸内環境に原因があるらしいということが、分かってきています。

だとしたら、答えは簡単です。ビフィズス菌の餌になるオリゴ糖を摂取すればいいだけです。赤ちゃんの飲む人工乳にオリゴ糖が含まれているものもありますし、健康食品の中にもオリゴ糖を売りにしているものが数多く存在します。または、自然界にある野菜や果物の中にもオリゴ糖は存在しますので、どのようなアプローチでもいいので、赤ちゃんにオリゴ糖を与えてみてください。

赤ちゃんに控えて欲しいオリゴ糖がある

赤ちゃんにとってオリゴ糖はなくてはならないものですが、ここで知っておいて欲しいことがあります。ハチミツの中に含まれているオリゴ糖イソマルトオリゴ糖とフラクトオリゴ糖は、ハチミツからは摂取しないでください。ハチミツの瓶の注意書きには「1歳未満の乳児には食べさせないでください」と注意書きがあるはずです。

1987年に当時の厚生省が乳幼児には、ハチミツを食べさせないように喚起しました。最近では育児書や自治体により母子手帳にも記載されています。生のハチミツにはボツリヌス菌が含まれている場合があります。

1歳以上の赤ちゃんであれば、体内でボツリヌス菌が繁殖することはないのですが、腸内細菌の少ない乳児には抵抗力がないため、腸内でボツリヌス菌が繁殖してしまい、乳児ボツリヌス症になってしまうことがあります。

食の安全のレベルが高い日本においても、国内産の約5%にボツリヌス菌が混入しているのです。20回買えば、1回はあたってしまう計算です。1歳を過ぎれば、抵抗力も付きますので、ハチミツを食べても問題ありません。

ハチミツには、オリゴ糖が含まれているので、オリゴ糖を与える目的で赤ちゃんにハチミツを食べさせてしまう事があるかもしれません。しかし、命の危険がありますから、1歳未満の赤ちゃんには別の形でオリゴ糖を与えてください。

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