乳酸菌は炭酸では死滅しない

乳酸菌飲料などをみると、炭酸で割ったものが多く見られます。その中には、敢えて殺菌したものを出荷しているので、死菌としての乳酸菌の場合も多いのは事実ですが、だからと言って乳酸菌が炭酸に弱いのかと言えば、そんなことはありません。

そもそも、乳酸菌は乳酸を作ります。腸内で弱酸性の状態を作り出し、悪玉菌を駆逐していくのです。なので乳酸菌と炭酸の相性が悪いのではないかという懸念は、必要ないことになります。しかし、胃酸のような強い酸には弱いことも事実です。

炭酸飲料の酸性はpH3~4で、乳酸菌は種類のもよりますが、pH3~8程度の耐性はあります。乳酸菌は炭酸飲料になっていたとしても、生きられるということなのです。自宅で乳酸菌水を作るときにも、pH3程の炭酸ガスがでますから、あまり心配しなくても大丈夫なのです。

もし乳酸菌飲料に無糖の炭酸水を混ぜて飲む場合も、乳酸菌の種類によっては、生きたまま腸に届きますし、炭酸自体に害悪はありません。むしろ、胃酸で乳酸菌が溶かされる方が多いので、死菌になり乳酸菌が腸に届くことになったとしても、それは胃酸で死滅したと考えたほうが自然です。

もし自分で調節して乳酸菌炭酸水を作りたい場合は、炭酸水の量に気を配り、あまり濃度が高くならないようにすれば、美味しく健康的に摂取できるでしょう。

乳酸菌入り炭酸水の効能

市販でも乳酸菌入りの炭酸水が販売されていますが、炭酸と乳酸菌を一緒にすることで、どのような効果があるというのでしょうか。ただ単に後味が爽やかになるとか、スカッとするというだけではなさそうです。炭酸自体に、腸内を元気にする秘密があるからです。炭酸に含まれる炭酸ガスには、腸を刺激する作用があります。

動きづらくなった慢性便秘の腸に刺激をもたらし、蠕動運動を活性化させるのです。炭酸ガスの膨張で腸が膨らみ、動き始めるのです。便秘の人は、炭酸水単独でも充分便秘が解消されるはずですから、そちらも試してみてください。

そこに、乳酸菌が加わることで、乳酸菌の持つ善玉菌を増やす作用との相乗効果で、便秘を一網打尽にできるのです。乳酸菌は確実に腸の環境を改善させますが、即効性がないので、すぐにでも排便したい人には心許ないはずです。しかし炭酸水で乳酸菌飲料を作ると、乳酸菌は乳酸菌の仕事を黙々とこなしていきますが、その一方で炭酸ガスも即効性を持って、腸に働きかけをするのです。直ぐに排便したいという人には乳酸菌飲料の中でも炭酸が含まれているものを選ぶと満足のいく効果が期待できるというわけです。

おすすめの乳酸菌炭酸飲料

ここで各社から発売されている乳酸菌入りの炭酸飲料をいくつか紹介したいと思います。炭酸が入ると、甘さがそこまで強く感じられずに飲めるので美味しく腸内環境を改善させることができます。あまりにも味気ない調子で乳酸菌を摂取するのは、乳酸菌自体に対してネガティブな感情を持つに至る事もあるかもしれません。時にはサプリなどではなく、美味しく飲める炭酸で喉を潤しつつ、便秘を解消したいものですね。

  • キリンまもるチカラのサプリホワイトスパークリング
    キリンビバレッジが小岩井乳業と共同開発したプラズマ乳酸菌を炭酸飲料として発売したものです。このプラズマ乳酸菌とは、免疫細胞の司令塔とも言われるpDCを活性化させます。病気になりにくい体をコンセプトに開発された乳酸菌だけあり、ウイルスへの感染防御システムが強化されて体の弱い子供やお年寄りには、非常に心強い飲料になっています。500mlに含まれるプラズマ乳酸菌の数は何と、1000億個です。価格は500ml税別で143円です。
  • チチヤスちょっとすっきり乳酸菌ソーダ缶
    フェカリス菌を含んだ乳酸菌サーダで、350mlの中に含まれる乳酸菌のうち90%がこのフェカリス菌です。また、カルシウムも114mg配合されています。骨粗鬆症などの悩みを持っている人には、是非飲んで欲しい乳酸菌入りの炭酸飲料です。カルシウムは就寝中に吸収されて骨を作ります。また乳酸菌はそれを手助けしますので、寝る前に飲むのもおすすめできます。炭酸の爽快感が美味しさを引き立たせている飲料水です。価格は350ml税別で115円です。