乳酸菌が体臭を消すわけ

乳酸菌自体に消臭効果があるわけではありません。ですからもし体臭が気になる時に、乳酸菌が良いと聞いたからと言ってそのまま、乳酸菌を体に塗るなどという行為はやめてください。乳酸菌は、体臭のもとである腸内環境の悪化を防ぐ効果があります。腸内環境を良くすることで、結果的に全身を覆うような悪臭から解き放ってくれるに過ぎません。

腸の中には多くの腸内細菌がひしめき合っています。その様子はまるで花園のように見えることから腸内フローラとも呼ばれています。この腸内フローラを善玉菌で咲かせている状態が、腸内環境が良い状態です。便通もよく体臭もない状態です。しかし、生活のバランスが崩れて食生活が消化の悪い肉食や、ジャンクフード中心になると、消化が追いつかず便が腸内に滞留するようになります。

慢性便秘の状態になると数週間も排便できない事もあります。こうした時に、体臭も激しくなっているのです。便が外に出ないことで、便に詰まった悪玉菌も留まり、さらに増殖します。悪玉菌は発がん性物質を出しながら腸を傷付けて、出口のないまま腸の血管に侵入し、全身をめぐります。内臓を蝕むのは当然のことですが、毛穴から毒素が脂や汗と一緒に出てしまうのです。この時に悪臭を放ち、体臭が刺激臭のように深刻な状態になるのです。

乳酸菌は、腸内環境を良くする善玉菌のひとつです。乳酸菌を摂取することで、体臭は徐々に薄らいで行くのです。乳酸菌は体臭を抑制する作用がありますが、だからと言って即効性はありません。長く継続して摂取することで、腸内環境を良くして、善玉菌を増やし結果的に体臭がなくなるのだと思ってください。

加齢臭?便臭?全身が臭い時

中年の男性に多い加齢臭ですが、その中には腸が関係しない従来の加齢臭も多くあります。汗腺の近くにある皮脂腺からでるパルミトレイン酸の酸化や皮脂のバクテリアによって発酵して出てくる、不飽和アルデヒドなどです。そしてノネナールという物質が近年発見されてオヤジ臭の根源であることも分かっています。こうした加齢臭は裸でいることで、ニオイが軽減されることが分かっています。加齢臭は衣服等にニオイの元が付着することで、更に悪臭を増すのです。

しかし、こうした加齢臭対策を講じても尚も全身が臭いというとき、その臭さに僅かでもおならくささ、所謂便臭が混じっているようなとき、それは腸内環境が悪化したことによる副産物かもしれません。発がん性物質を伴う有害物質が、全身の毛穴を通して脂や汗になり表皮に現れると、便臭が発生します。その悪臭のもとは、腸に詰まった腐敗した便から来ているのですから、便臭がしても不思議ではないのです。

そんな時にこそ、乳酸菌です。全身が便臭で匂う場合は、ヨーグルトや漬物に含まれる乳酸菌では、追いつきませんので、乳酸菌の成分が濃縮されたサプリから摂取するのが肝要です。カプセルのようなサプリだと胃で溶け出さないように加工されていますから、腸まで届く乳酸菌として腸内で生きたまま働いてくれます。1週間も摂取を続ければ、便通にも変化が起きてくるはずです。

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便通が良くなれば、体臭も緩和されて行きます。一時的に良くなっても油断しないで、摂取を続けてください。もともと腸内環境が悪かった人は、乳酸菌をやめるとすぐにまた、悪玉菌が蔓延りやすくなる傾向があります。これを機会に、悪玉菌が好みそうな、食生活をやめて食物繊維が多い健康食に切り替えると、益々腸内が健康になり体臭がなくなることでしょう。

口臭にまで便臭が・・そんな時にも

便秘が続くと、口臭もひどくなります。ながらく便が排出できないと口の中に便臭が漂うことがあります。口臭が便臭というのは、身の毛がよだつことと思いますが、実際に若くて綺麗な女性でも、便臭のする息を吐き、そのことで悩んでいる人も多いのです。歯科医院に行っても、虫歯もなく歯周病でもないのに、明らかに便臭がするというのは、歯科分野の外に原因があるのです。それは腸内環境です。

便秘は若い女性に多く、とくにデスクワークなどで下半身が冷えて血流が悪い人が、便秘になりやすいと言われています。血液の流れが悪くなると、代謝機能が落ちて便秘になりやすくなるのです。そうこうして慢性便秘になると、やはり悪玉菌が活動を強めて、全身に毒素がめぐるようになります。勿論口腔内も例外ではないのです。全身が蝕まれると、免疫力も働かなくなります。すると二次被害的に、口腔内にも変化が起き歯周病や歯槽膿漏などを発症しやすくなります。

便臭と歯周病特有の臭いで、にっちもさっちも行かない状態になりますね。やはり諸悪の根源の腸内環境を改善しなくては、口臭も解決しません。口臭予防の意味でも、便秘を解消して善玉菌を増やすことです。乳酸菌には、善玉菌を増やし悪玉菌を増殖させないようにする効果があります。とくに、最近注目されているのが、LS-1乳酸菌という口臭に特に効果の認められた乳酸菌です。歯周病菌のシャーレーの中に、このLS-1乳酸菌を入れると24時間で殺菌されたという結果が出ています。

乳酸菌ですから腸内でも効果を発揮しますが、口腔内でもピンポイントで効果をもたらしてくれるのが嬉しいですね。体臭予防というと、どうしても脇の下などを思い浮かべますが、口臭もその中に入ります。そして、全身の体臭よりも人に不快感を与えるのが口臭なのです。便臭と歯周病のニオイが混じりあった末期的な症状には、乳酸菌を使用しましょう。特に口腔内に良いものを使い刺激の強い口臭を根絶したいものですね。

頭皮が臭い時も乳酸菌

体臭の中でも、頭皮のニオイは独特で脂臭いという特性があります。特に夏場など汗の多い時期には、頭皮のニオイがキツイと、吐き気を感じるほど他の人へのダメージは測りしれません。基本的に運動部に所属していて汗をかきやすいタイプは別として、インドア派なのに頭が妙に臭いとなれば腸内環境が良くないのでは?と疑いの気持ちを持ちましょう。頭皮のニオイがきつい時、下腹部がポコンと膨らんでいませんか?膨満感で苦しい時に頭の皮を擦り匂いを嗅いでみましょう。

脂臭さの中に魚の腐ったようなニオイ
や便臭のようなニオイが交じるのなら、それは腸内から腸管を伝い血液に乗りながら巡ってきた有害物質です。その有害物質が皮脂に絡みながら汗として吹き出ることで、何とも言えない臭さを発散するのです。頭が臭いと風に乗り他者はニオイを確認します。頭上から流れるそのニオイは、そのままあなたの体臭として認識されてしまいます。そんなことにならないためにもある程度自分でも、時々頭皮を擦るなどして、頭のニオイを確認する必要があります。もし、その際に明らかに臭いと思ったら、乳酸菌をおすすめします。

乳酸菌は即効性こそありませんが、体質改善にはこの上ないものなのでサプリや食事から積極的に乳酸菌を摂取しましょう。下腹部の膨満感が抜けて便通が良くなり、おならからの刺激臭がしなくなれば、頭皮のニオイ自体も消えている事でしょう。便秘が改善された時に、頭皮確認をしてみてください。きっと独特な臭みが消えているはずです。あとは夏場は特に髪の毛を短くするなど自分なりの工夫も必要かもしれませんね。冬場でも汗をかきやすい体型の人は常に乳酸菌を継続して摂取しながら、頭皮にも気を配って欲しいと思います。乳酸菌は継続することで、善玉菌を絶やさずに増やす手助けをしてくれます。