便秘が続くと命取り!本当に怖い腸閉塞

腸閉塞とは、何らかの原因で腸が詰まってしまった状態になり、腸液やガス、それに便が腸内に充満した状態になり、激しい腹痛や嘔吐そして腹部膨満などの症状が出ることです。放っておけば死に至るケースも多く一命をとりとめた場合は、2週間の絶食で点滴から栄養を摂取します。重篤な場合は即、手術になります。

腸閉塞は、何かしらの病気で手術した際に癒着した腸管の炎症から起こる場合や、癌などのよる腫瘍などによる狭窄からも起こります。また消化の悪いものを消化しきれずに腸を塞いでしまう場合や、便秘によって引き起こされます。そうです。便秘によって起こり得る病気なのです。

あまりにも長引く慢性便秘の人には、恐怖かもしれませんが事実なのです。便秘になって硬くなった便が腸を塞ぐのは簡単なことなのです。腸閉塞になるかもしれない日数は1週間~2週間の便秘と言われています。しかし中には、1998年の死亡例で数日の便秘で、腸内に6.7kgもの便が溜まり最後は腹部が臨月の腹部のようにパンパンに膨張し、死亡した20代の女性の例もあります。便秘から腸閉塞への移行スピードは、個人差があります。まだ大丈夫などと決めつけずに、予防対策をしっかりと取ること、そして
病院に行くことが大切なことです。

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下剤を使いすぎると便秘は慢性化する

腸閉塞で亡くなった別の死亡例では、慢性の便秘であった70代の男性は便秘を改善するために、下剤を常用していたというのです。しかしそのせいで、腸が伸びてしまい蠕動運動をしっかりと腸で行えないようになってしまいました。腸の蠕動運動が起きないと、便は排出されにくくなります。出したくても出せないという状況に追いやられるのです。
その男性は入退院を繰り返し、腸閉塞に何度も罹ってしまいました。最後も腸閉塞が原因で死亡しています。

便秘は辛いものです。そして長く便が出なければ、自然と薬に手を出してしまうのはやむを得ない事です。しかし、下剤を使いすぎた人の肛門内部は真っ黒に変色しています。下剤を使うことで、腸は働きを鈍くしてしまいます。腸壁も痛んで変色してしまうのです。

便秘を改善したいのなら、過剰な下剤使用は避けるべきです。たまに使うのなら問題はありませんが、便を出すのに下剤がなくてはいけないという状況は将来、腸閉塞を起こすのに十分な理由になります。

似ているけれど違う、腸閉塞と便秘の見分け方

便秘によって引き起こされる腸閉塞は、その症状から便秘と見分けるのに少し時間がかかります。初期症状が便秘に似ているからです。最初は徐々に痛みが強くなるなと思うかもしれません。しかし一旦完全に腸が詰まるとその瞬間に、激烈な痛みが走ります。言葉も出ないような痛みで嘔吐する場合もあります。

あまりにも重い腸閉塞の場合には、入院して手術になります。速やかに腸内の詰まった便を取り除かなければならないのです。

こうなる前に、前兆として便秘の症状が重くなったとか水が飲めなくなったというような自覚症状があります。また吐き気が酷く、実際に吐いてしまうというようなことが起きたら、腸閉塞になる一歩前くらいかもしれません。異変を感じたら、これは便秘の症状だからと決めつけずに病院を受診しましょう。また日頃から便秘予防につとめましょう。

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便秘をしないことが腸閉塞を予防する

恐ろしい腸閉塞になるまえに、便秘を予防してしまいましょう。そうすれば便秘が原因の腸閉塞にはなりません。便秘をしないことが、腸閉塞を撃退する一番の近道なのです。比較的高齢者にも多い、便秘による腸閉塞ですが、高齢者になると喉の渇きや暑さに鈍感になってしまいます。真夏に室内で熱中症で命を落とす高齢者が多くいますが、暑さに鈍感で汗もかきにくくなっているからです。水分を取らずに脱水だけ進めば、腸内も、勿論干上がっています。水分不足で便は硬くなっていますから瞬く間に腸閉塞になってしまうのです。

腸閉塞を予防するには、便秘患者にありがちな、水分補給を怠るという事をなくしていくことです。

更に食物繊維を多く取る事ですが、消化しにくいタイプの食物繊維で腸が詰まってしまうこともあります。食物繊維だから良いというのではなくて自分の便秘にあった方法で、腸閉塞を予防しなくては意味がありません。

適度な運動と、水分補給が便秘をしないコツです。そして食物繊維を摂取する場合は自分がどの程度の便秘かを加味しましょう。慢性便秘で長らく排便できていないのなら、腸の中で便はアスファルトのように硬くなっています。そこに消化の悪い蒟蒻などの食物繊維を食べれば悲しいことですが、腸は詰まってしまいます。軽度から中度の便秘ならば食物繊維が強い味方になりますが、重度の場合は、自分なりの方法に頼らず病院にいくべきです。順天堂大学などに、便秘外来があります。ほかにも探せばきっと便秘を専門に扱う外来や、専門の消化器内科がありますので健康を守るために探してみましょう。

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